

Champagne Georges Laval
キュミエール(Cumières)村のGeorges Lavalの当主Vincent Lavalさんを訪ねました。 キュミエールは、エペルネの北西にある、1級(Premier Cru)格付けの村。畑は南向きで、シャンパーニュの中でも気温が高めの村の一つ。そのため、ブドウがよく熟し、少し低めで丸みがある酸味が特徴と言われます。 Georges Lavalは、オーガニック栽培の生産者で、キュミエール村に2ヘクタール、Chambrecyに0.5ヘクタール、合計で2.5ヘクタールの畑を所有しています。 醸造は、できる限りナチュラルに。よく熟したブドウを収穫し、補糖は行いません(*)。一次発酵はタンクで、できる限り野生酵母のみで発酵します。その後ワインは、重力で地下カーヴにある樽に移動させます。SO2も、圧搾の時に必要最低限を入れるのみ。 ワインは瓶詰めまで樽で熟成されます。225L、228L、300Lの樽が地下のカーヴに並んでいます。 ほとんどのキュヴェがドサージュなしの「Brut Nature」またはミニマムの量。キュミエール村のブドウはよく熟すので、B


Champagne Louis Roederer: 剪定体験&Vins Clairs試飲
3月のシャンパーニュ訪問。 この時期に来たのは、剪定のお勉強のためで、ルイ・ロデレールのVineyard ManagerのJohann Merleさんに教えていただきました。 ブドウの木の構造、樹液の流れ、グラフティングなどをPC画面で説明してもらってから、畑で実践。Taille ChablisのシャルドネとCordon de Royatのピノノワール、両方とも体験しました。複雑で難しかったですが、いかに剪定が大事であるか、失敗するとその先何年にも渡り影響を与えるという重要な作業であることを実感しました。 そして、醸造長と一緒に、2017年のベースワイン(vins clairs)とBrut Premierのブレンドの試飲。ロデレールが持つ240haの畑のうち、約45ha相当の、プロット(畑の区画)ごとに醸造した、シャルドネとピノのベースワインを24種類。Ay、Cumières、Avize、Cramant、Verzenayなど、グランクリュ村とプルミエクリュ村の畑で、比較しやすいように、3ワインずつ8フライト。秋に収穫をお手伝いした畑のワインも試飲